top of page

Et -THE CULTURAL COFFEE HOUSE-

Title: Et

-the cultural coffee house-
Client: Nitto kogyo
Design : useful architects

Collaboration:
Fujimak (Kitchen), 
Second drip (Soundplan)
ENDO Lighting Corporation (Lighting plan)

Ohasi sakan (Plastering)
Logram inc. (Design/Sign)

Aya Isobe (Graphic)

Usage: cafe
Location: 22-31,Kitazawa, Setagaya-ku, Tokyo
Construction : gikaku
Completion: December, 2024
Photo : kenya abe

「Et-THE CULTURAL COFFEEHOUSE」は、 ブランドコンセプト「人と人をつなぐ文化や感性がある居場所」を体現できるようにデザインした。

瀬戶内に由縁があることから、自然へのリスペクトと人間の文化を掛け合わせるように「砂浜をイメージしたざらざらした粒感の吹き付け」と「触り心地の良いつるつるした 砂感のある左官」をメイン素材として展開した。

瀬戶内海の洞窟のような岩肌と島並みの眺めを下北沢の立地特徴とリンクさせて、1階とらせん階段は閉じた雰囲気を出した。対照的に、 2階は洞窟を抜けた先をイメージし、開放性をもたせることで、瀬戶内の島並みと隣接する下北沢の公園をつなげている。

2階の掃き出しサッシの前には低い家具を設置して、視覚的に公園との距離感を近づけている。ゆらゆらとした波のような曲線の左官ベンチは、人数を問わない自由な使い方ができる。周りにはテーブルとしてもスツールとしても使用できる可動家具を配置して「決められた場所」を客の無意識下に置くこと意図した。特にオリジナル製作の家具は、アフォーダンスが薄くなるように寸法と形状を決めている。

 

他にも、自然と文化の掛け合わせを意識して 岩に加工したものや丸太を旋盤加工したものがあり、自然の中から好きな居場所を見つけて、心地良く感じられる場所を選べるようにした。

 

砂浜の模様のように二度と同じ配置になることはない自由な居場所で、人と人のつながりが生まれ、新時代のカフェとして文化が醸成されることを期待している。

© 2025 useful architects

bottom of page